2008.07.04 Fri
2.−人との出会い−
世界ってこんなに暗かったっけ──。
一粒の雫が、頬を伝うように流れていく。
涙じゃない・・・雨だった。
瞳を開けると、一番初めに雲のない青空が見えた。
その横にちらちらと濃い茶髪の髪が見える。
目を開けてから無意識に私はこう言っていた。
「あなた誰?」
すると茶髪の男の人はゆっくり私の方に振り向く。
「起きるのおせぇ。」
第一声それ?その一言でこの男の人の印象は悪くなった。
でも・・・栗色の瞳がすごく綺麗。
そういえば私・・・
「ねぇ。ここは何?それに貴方・・・見慣れない格好。」
さっき居た砂場とは大違いの、ひとつ丘の大草原。明らかに違うところへ来たみたいだ。
茶髪の男性は、膝まである黒の長いコートの下に、さらに長い淡いベージュの長いローブを着ていた。靴は黒の短いブーツを履いていた。
「もうすぐで分かる。おい、お前。ここに来る前にあの人から何か言われなかったか?」
あの人?誰?何か言われたっけ・・・?
そのとき、もう『過去』になったあの事が脳にフラッシュバックされた。
女の人に、私が居る世界に来たらすぐに会いに来て、と言われた事を思い出した。
第一、本当に この世界に居るかも分からない。でも、この男の人は知っているのかな・・・。
「あの人って誰の事?女の人の事?」
「ああ、多分そうだよ。来てと言われただろう。その人に宮廷へ案内しろって命じられた。」
宮廷って・・・地位が高い人なのだろうか・・・?
本当に私でいいの?と確認したけどどうやら本当に呼ばれているみたいだった。
「行くぞ。」
「う、うん・・・。」
大草原の丘を下りて、宮廷のあるセントラルエリアへ向かった。
だんだん歩くにつれ、宮廷が見えてくる。
「広い・・・。」
宮廷の中に入ると、外から見た大きさより広く感じた。
外側も内側も、全体的に色が白い。中庭に噴水があり、立派な花壇などがあった。
宮廷の壁には一部に、顔写真がいっぱい並んでいた。ほとんど男の人だった。
最初の方の顔写真は白黒だった。後の方になると、カラーが入っていた。
なぜこんなに顔写真が飾ってあるのだろうか。
「おい、ついたぞ。」
「ここは何?」
私と男の人の目の前には、とても大きい立派な扉があった。鍵も厳重になっている。
「お前を呼んでいた人の部屋だ。」
「私何て言えばいいの?」
本当に大丈夫だろうか。声が裏返ったりしないだろうか。緊張しないように心がけていても、そんな事を考えると緊張してきた。
「お前が思っているほど怖くもないさ。行ってみな!」
背中を手で押された。わっ と言って押された勢いで扉を開けてしまった。
応援のおかげで第2章突入ですっ ありがとうございます(*´∀`*)
一応、「時間」がテーマなので・・・時間にこだわりますが、どうぞついてきてください(爆
世界ってこんなに暗かったっけ──。
一粒の雫が、頬を伝うように流れていく。
涙じゃない・・・雨だった。
瞳を開けると、一番初めに雲のない青空が見えた。
その横にちらちらと濃い茶髪の髪が見える。
目を開けてから無意識に私はこう言っていた。
「あなた誰?」
すると茶髪の男の人はゆっくり私の方に振り向く。
「起きるのおせぇ。」
第一声それ?その一言でこの男の人の印象は悪くなった。
でも・・・栗色の瞳がすごく綺麗。
そういえば私・・・
「ねぇ。ここは何?それに貴方・・・見慣れない格好。」
さっき居た砂場とは大違いの、ひとつ丘の大草原。明らかに違うところへ来たみたいだ。
茶髪の男性は、膝まである黒の長いコートの下に、さらに長い淡いベージュの長いローブを着ていた。靴は黒の短いブーツを履いていた。
「もうすぐで分かる。おい、お前。ここに来る前にあの人から何か言われなかったか?」
あの人?誰?何か言われたっけ・・・?
そのとき、もう『過去』になったあの事が脳にフラッシュバックされた。
女の人に、私が居る世界に来たらすぐに会いに来て、と言われた事を思い出した。
第一、本当に この世界に居るかも分からない。でも、この男の人は知っているのかな・・・。
「あの人って誰の事?女の人の事?」
「ああ、多分そうだよ。来てと言われただろう。その人に宮廷へ案内しろって命じられた。」
宮廷って・・・地位が高い人なのだろうか・・・?
本当に私でいいの?と確認したけどどうやら本当に呼ばれているみたいだった。
「行くぞ。」
「う、うん・・・。」
大草原の丘を下りて、宮廷のあるセントラルエリアへ向かった。
だんだん歩くにつれ、宮廷が見えてくる。
「広い・・・。」
宮廷の中に入ると、外から見た大きさより広く感じた。
外側も内側も、全体的に色が白い。中庭に噴水があり、立派な花壇などがあった。
宮廷の壁には一部に、顔写真がいっぱい並んでいた。ほとんど男の人だった。
最初の方の顔写真は白黒だった。後の方になると、カラーが入っていた。
なぜこんなに顔写真が飾ってあるのだろうか。
「おい、ついたぞ。」
「ここは何?」
私と男の人の目の前には、とても大きい立派な扉があった。鍵も厳重になっている。
「お前を呼んでいた人の部屋だ。」
「私何て言えばいいの?」
本当に大丈夫だろうか。声が裏返ったりしないだろうか。緊張しないように心がけていても、そんな事を考えると緊張してきた。
「お前が思っているほど怖くもないさ。行ってみな!」
背中を手で押された。わっ と言って押された勢いで扉を開けてしまった。
応援のおかげで第2章突入ですっ ありがとうございます(*´∀`*)
一応、「時間」がテーマなので・・・時間にこだわりますが、どうぞついてきてください(爆
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