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【長い時間の記】
「な、何を言ってるの・・・?」

私はこの国に何の関係もない。

それに私には私が住んでいる国がある。宿題だって残っている。それに親にもなにも言っていない。

「私には私の住んでいる国があるの。」

慌てて返事をしたら、今度はフェリアさんから返事が返ってきた。

「ご存知です。確かニホンとかいう国ですね。」

素っ気無く返事をされた。その反応に少し困った。

私が困った顔をしていると、イルスがこう言った。

「安心しろ。ニホンの1時間はフライラルで1年間だ。」

正直そんなので安心できない。結局は1時間進んでいることにかわりない。

1時間で1年間なら、フライラルの朝・昼・晩は早いのか、と聞いた。

「いえ、そんなことはありません。ニホンの朝・昼・晩と同じぐらいに進んでいきます。」

ニホンと変わらない、とは言っても安心ができない。

「なぜ護衛をするんですか?」

返ってきた返事は、

「この国を・・・救ってください。」

そう言ってからフェリアさんは俯いた。イルスは、ちょっと用事と言って出て行った。

「そ・・・」

そんなことできません、と言おうと思っていた。何だか深刻すぎて言える雰囲気でもない。

とりあえず理由を聞かないことには納得ができない。

「なんで・・・」

「このフライラルは、完璧なフィルムで外から敵が侵入できないようになっています。」

はぁ・・・と返事をした。難しい話になりそうだった。

「フィルムが守られている間は、とても穏やかな生活でした。ですが、国の行事を行っている最中に突然、不気味な敵がフィルムを破って空から現れたのです。」

それから「敵」と「フィルム」について詳しい話を聞いた。






これ・・・なんかに似てると思ったらマクロスFに似てるんじゃないk
このころはまだマクロスFを見てなかったはず・・・

きっと私はこういうのが好きなんでしょうね(ぇ
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【長い時間の記】
絶句して、しばらく何も言えなかった。

この部屋の面積は一体いくつなのだろうか・・・。

「我が国、フライラルにようこそお越しくださいました。」

女の人の声がした。部屋の奥の方から足音が聞こえ、やっと顔が見えてきた。

「こ、こんにちは・・・」

私は恐る恐る返事をした。

その女の人は淡い茶色の髪で、瞳が透き通った青色だった。声も凄く落ち着いていた。

やっぱり服装は男の人と同じで、青のコートの下に白いローブを着ていた。靴は茶色の長めのブーツ。

「いきなり呼び出してしまってすいません。」

瞳も透き通っていたが、声も透き通っていた。

なぜかこの人を見ていると緊張もほぐれて、楽になった。

「いえ・・・そんなことありません。えっと・・・」

「私はフェリア・ハースと申します。フェリアと呼んでくださって構いません。」

そう言って、フェリアさんは微笑んだ。何もかも整っていて、美しく綺麗だった。

「俺はイルス・マースだ。イルスと呼んでくれ。」

この人は相変わらずの無表情だった。

「あなたのお名前は?」

「私は柚季(ゆずき)といいます。ゆずき、とそのまま呼んでください。」

3人で挨拶をかわして、よろしく、と言った。

なぜ私がここに来たのか、という理由について聞きたいことを思い出して、聞こうと思っていたら私の考えを見抜いたようにフェリアさんが言ってくれた。

「柚季さん・・・この国のことは、もちろん何も知りませんね?」

言い終わってから、フェリアさんは表情を曇らせた。

「はい。」

フェリアさんは曇った表情のまま口を開いた途端、

「お前にはこの国で俺らと働いてもらう。護衛だ。」

いきなりイルスが割り込んできた。イルスは険しい表情だった。

イルスとはいえ、さすがに冗談でもなさそうだったので、私はこう返事した。



大分、Microsoft Wordとは違ってますね。最後の方。(ぁ

まぁ、最善には最善です。(何

仕方ありません(爆

ねむ・・・
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【長い時間の記】
2.−人との出会い−


世界ってこんなに暗かったっけ──。

一粒の雫が、頬を伝うように流れていく。

涙じゃない・・・雨だった。


瞳を開けると、一番初めに雲のない青空が見えた。

その横にちらちらと濃い茶髪の髪が見える。

目を開けてから無意識に私はこう言っていた。

「あなた誰?」

すると茶髪の男の人はゆっくり私の方に振り向く。

「起きるのおせぇ。」

第一声それ?その一言でこの男の人の印象は悪くなった。

でも・・・栗色の瞳がすごく綺麗。


そういえば私・・・


「ねぇ。ここは何?それに貴方・・・見慣れない格好。」

さっき居た砂場とは大違いの、ひとつ丘の大草原。明らかに違うところへ来たみたいだ。

茶髪の男性は、膝まである黒の長いコートの下に、さらに長い淡いベージュの長いローブを着ていた。靴は黒の短いブーツを履いていた。

「もうすぐで分かる。おい、お前。ここに来る前にあの人から何か言われなかったか?」

あの人?誰?何か言われたっけ・・・?

そのとき、もう『過去』になったあの事が脳にフラッシュバックされた。

女の人に、私が居る世界に来たらすぐに会いに来て、と言われた事を思い出した。

第一、本当に この世界に居るかも分からない。でも、この男の人は知っているのかな・・・。

「あの人って誰の事?女の人の事?」

「ああ、多分そうだよ。来てと言われただろう。その人に宮廷へ案内しろって命じられた。」

宮廷って・・・地位が高い人なのだろうか・・・?

本当に私でいいの?と確認したけどどうやら本当に呼ばれているみたいだった。

「行くぞ。」

「う、うん・・・。」

大草原の丘を下りて、宮廷のあるセントラルエリアへ向かった。

だんだん歩くにつれ、宮廷が見えてくる。


「広い・・・。」

宮廷の中に入ると、外から見た大きさより広く感じた。

外側も内側も、全体的に色が白い。中庭に噴水があり、立派な花壇などがあった。

宮廷の壁には一部に、顔写真がいっぱい並んでいた。ほとんど男の人だった。

最初の方の顔写真は白黒だった。後の方になると、カラーが入っていた。

なぜこんなに顔写真が飾ってあるのだろうか。

「おい、ついたぞ。」

「ここは何?」

私と男の人の目の前には、とても大きい立派な扉があった。鍵も厳重になっている。

「お前を呼んでいた人の部屋だ。」

「私何て言えばいいの?」

本当に大丈夫だろうか。声が裏返ったりしないだろうか。緊張しないように心がけていても、そんな事を考えると緊張してきた。

「お前が思っているほど怖くもないさ。行ってみな!」

背中を手で押された。わっ と言って押された勢いで扉を開けてしまった。




応援のおかげで第2章突入ですっ ありがとうございます(*´∀`*)

一応、「時間」がテーマなので・・・時間にこだわりますが、どうぞついてきてください(爆
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【長い時間の記】
風に撫でられながら、私が本を買うときにいつも来ている本屋に着いた。

自動ドアを抜け、真っ先に地図帳売り場へ早歩きで歩いていく。

「・・・この県の地図帳は──。」

一度見渡したが、ない。もう1度見渡す。2度目は唇を噛みしめて、少し焦った。

ある、という期待を持ってもう1回見たけどなかった。

ショックというより、悔しかった。いつもならここで諦めるかもしれない──

「この県の地図帳はありますか?」

「この県のですか?確かめてまいりますね。」

これでなかったらどうやって調べよう・・・?友達に聞けば・・・分かるかな。

「1冊だけありました。」

「すみません。ありがとうございます。」

受け取って、さっそくこの町のページを探す。

目を細めてさっきの地図の問題と合う場所を探す。


「・・・。」

胸が苦しかった。悲しいような辛いような・・・。

求めていた場所は見つかった。見つかったけど、嬉しいとは思えなかった。

でも本当は、見つけたら嬉しいと思っていた場所だった。

「あの子」とよく遊んでいた公園だったから。


どうしようとか思っていたら、ふいに頭に女の子の透き通った声が届いてきた。

「早く来て・・・。私待ってるから。あなたが行く世界で・・・。」

何もかもが急すぎて分からない・・・。何なのこれ・・・。

懐かしい、よく知っているような聞いたことある声だった。


本屋を飛び出して、いつの間にか私はその場所に居た。

鎖が錆ついたブランコ。土のついた足跡がある滑り台。1箇所に盛り上がっている砂場。

「・・・こんなところに来たって何の意味もないのに。」

無意識に足を動かす。砂場へ向かっていった。

もう自分自身の意識がなかった。

砂場の木の枠に足を踏み入れた途端、またあの声が聞こえた。

「あなたは来てしまった。この時、この場から全て変わる。」

あなた誰・・・?私の知っている人の声に似ている。けど思い出せないの・・・。


とても悔しいわ。


きっと分かるときがくるよね?



「私が居る世界に来たら、すぐに会いに来て。待ってる。そっちの空間に扉を開ける。」

どこに居るの、と聞こうと思ったけどもう居ない気がしてやめてしまった。

扉を開けるって・・・どういうこと?あなたはこの世界に居ないってこと?

すると、上から異常な輝きの光が差し込んできた。

これからどうなるんだろう──。

その光に吸い込まれるようにして、私は今日この地を去った。



一応第一章は終わり。次は第2章です。
いよいよ本番で・・・

1章は急展開すぎに進めましたが勘弁(ぁ
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【長い時間の記】
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ポツ─・・・
手の甲に一粒の小さな水──・・・。

雨はなんでこんなに つめたいの・・・?



1.−小さな種−


一粒から始まった小さな水なのに。

傘を使う前に、肌も、髪も、地面も濡れてしまう。

「・・・課題やらなきゃ。」

灰色から黒色になったコンクリートの上を、前も見ずにひたすら走る。

私がそうしているんじゃなくて、雨がそうさせている。



家に帰っても誰もいなかった。きっと親はまだ仕事なのだろう。

私を自由にさせてくれない制服を脱ぎ捨てて、落ち着かせてくれる服を着る。

「私のにおいだ。」

雲で覆われた太陽は輝きを失い、私に光を浴びさせてくれなかった。

電気をつけたら、この薄暗い部屋には明るすぎる光が私の視界を邪魔した。

しばらく目を細める。やっぱり自然の光がいい。

仕方なく課題をしていたら、地図の問題が出題されていた。

「・・・ここは・・・」

見覚えがある。この地域に関する問題だから当たり前だけど。

でも・・・違う。必死に思い出したい。


何したら思い出せるだろう?と、しばらく考えていた。

地図帳を見てみれば何処か分かるかも・・・。

「探すってこんなに大変だったんだなぁ。」

地図帳を見る以前に、地図帳が見つからない。

面倒くさがりの私だから諦めればいい。けれども絶対に見つけたい。

思い出したいから・・・。思い出させてほしいから─―。



それから数時間家中を探す。何回も、何回も。それでも見つからない。

「もう、本屋さんで見てくればいいんだ。」

自転車の鍵と家の鍵を握り締めて、家のドアを開ける。

もう数時間経ったこのときには太陽は輝きを戻していた。

家の鍵を閉め、茶色く錆びついている自転車の鍵穴に、鍵を差し込む。

必死にこじ開けてサドルに跨り、ペダルを踏んでこぎ始める。

乾燥した冷たい風が、髪を、頬を撫でてくる。

「・・・明日は休日だし大丈夫か。」

こんなことしていて大丈夫なのかと思ったけど、明日は私の大好きな休日。





とりあえずここまで。第1章はまだまだあります。
1行空けると長くなってしまいますが・・・。
詰めても読みにくいと思いますので;
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プロフィール

とりっく。

Author:とりっく。
何か変な管理人「とりっく。」がお送りする【長い時間の記】へようこそ。
ちなみに、「ながいじかんのき」じゃなくて、しるしですからねッ

たまに更新しないときもあると思いますが、ヨロシクです!

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